クロベー日記 第21回

　　喜々ちゃんと友達の巻

僕の散歩の楽しみは、下の民宿の

オジサンとオバサンから、ジャーキーを

もらうことなんだ。いつも玄関前まで

行って中を覗き込みぼくきたよと

心の中で訴えるのだが、最近は中々

出てきてくれないんだよね。吠えれば

いいんだけど、そんな失礼なことは

できないもんね

理由は子猫の喜々がきたからなん

だよね。もう可愛くて仕方ないみたいで

家の中に閉じこもっている日が

多いんだよ。たまに会うと、クロ最近

こないねーなんて寝ぼけたことを

言っている始末だ全く嫌になって

しまうよ。僕がジャーキーを食べていると、

喜々の奴、最近は一緒に食べようと

口を出すんだよ。僕の事も怖くなくなった

みたいで、近寄ってきたり遊ぼうよと

お腹をだしてくるんだ僕は何をされるか

わからないので、逃げようとするんだけど

こっちの気持ちは、全くわかっていない

みたいだ。ぼくは仲良くしたいとは

思わないけど、まあ適当に付き合って

あげようと思っているんだ

ジャーキーが食べたいからね